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イタリア文化会館の景観問題

本日は文化の日ですが、文化度が低い話がまだ続いているようです。

工事中から問題視されていた千代田区のイタリア文化会館のファサードの赤い壁の景観問題ですが、2日に石原慎太郎知事が「近くに住む人に実害が出ている。夕日が当たって反射する時に、部屋が真っ赤に見えたりする。塗り替えに応じないなら裁判をしても構わない」と改めて塗り替えを求めていく意向を示したそうです。

東京都は住民側の要望を受けてイタリア大使館に色の変更を申し入れて協議中ということですが、これは建物が靖国神社に近いことなどが知事のメンタリティを刺激したことに起因するのかもしれません。建物はイタリアの建築家のガエ・アウレンティ氏が設計を指導したもので、たしかに近隣の環境とは不釣合いな印象もありますが、個人的には都内にはもっと看過できない景観が多いように感じています。

景観条例の不備が問題を発生させた原因でしょうし、カオス化している東京でこの建物だけを問題視するのは海外の建築家に民度の低さをアピールすることになりかねないわけですから都には大人の対応というものを期待したいものですね。

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イタリア文化会館公式ウェブサイト
by machizukuri | 2006-11-03 10:36 | 個人的な感想


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